りかさんのぼっちブログ

日常のアレコレを投稿しています。

〖認知症の母について〗母が認知症だと気付いた日

母の様子がおかしいと気付いたのは、今から4年程前の平成30年の事です。

どんな風にそう思ったのか?思いだしながら書いていきます。

最初におかしい!と気付いたのは?

いつも台所をピカピカに磨いていた綺麗好きの母。

その台所がだんだんと汚れてきました。

その時分は朝ごはんを6時頃に食べて

父が車で送り迎えをしてスイミングスクールに通っていましたので

プールに行く前の11時過ぎにお昼ご飯を食べていました。

それが、朝ごはんを6時頃に食べたのに8時には

昼ご飯の用意をしている母の姿を見て、???(。´・ω・)?

と不思議に思っていました。

私の家は2世帯住宅でして、玄関だけ共有で

左右がそれぞれの生活のスペースになっているので

四六時中母の姿を見る機会はなく、8時に用意した昼ごはんを

いつ食べていたかは分からないんですが

何してるの?と聞いたら

お昼の用意しているんだ~と言っていたのを覚えています。

それも、食パンをもう焼いていて、変だなぁ~と

思いつつも、深く考えないで済ませていました。

それから、どういうきっかけで母の認知症を疑って病院に連れて行ったのか?

たぶん、父に相談されて「認知症の診断をしてくれる病院を探して欲しい」と

言われたと記憶しています。

それで、私が調べた病院で家からも近い所を受診して

脳のCTかMRI検査や色々な認知機能を調べてもらって

認知症」との診断を受けたと思います。

目に付く母の行動!

気になりだすと色々な事が目に付く様になりますよね。

どんな気になる行動や以前違うところはどんな風だったかと思い出すと

・1時間以上かけての歯磨き ・料理の味付けが変わった ・何度も時計を見る ・食の好みが変わった ・食事の時によくこぼす様になった ・早食いになった ・時間の感覚がおかしくなった ・怒りっぽくなった
このような変化に気付きました。
始めの頃は、父と私も「認知症なんだから色々と変わってしまっても「病気」なんだから仕方がない。見守ってあげなきゃ。優しくてあげなきゃ。」そう思って母に接していました。

父の苦悩!

しだいに母の認知症の症状がひどくなってきて父と言い合いになる事が多くなってきました。

父を悩ます症状とは?

母はオシャレさんで毎日 顔のお手入れも欠かさず

お化粧もバッチリきめて、月に一回は美容院に行って家でも

自分で髪型を整えて、いつでもお出かけ出来ますよ~的な感じで

過ごしていました。そのうちに、髪型を整える時間が長くなって

1時間以上もドライヤーをあてる様になり、しだいにイライラして

怒りながら大きな声を出しながら「コレをこうして!コレをこうやって( `ー´)ノもう!ホントにどうなってんの!⁉」by母

ひたすら鏡を見ながら、髪を右に左に一生懸命にセットしようとしているのですが……自分の納得できる髪型にならないようで1時間以上 イライラしながら続けていました。

声をかけても、うわの空でなかなかやめようとしませんでした。

それと、自分の次にする事の時間になっているか?いないのか?

それが気になるようで、何回も!何回も!母の右上にある掛け時計を見る様になり、そのうちに時計の秒針の動きを数えるようになりました。

1時間ぐらいは1から60まで数えては、また数える!

そんな風になっていきました。

父の苛立ち

私は、2世帯住宅の隣に居るわけですが、建物は1つに見えるような作りですので壁を隔てて、父と母の声が聞こえるような環境です。

母がイライラしながら、ドライヤーをしているのも、時計を見ながら数を数えているのも聞こえるのですが…声が随分小さく聞こえるので、まだ精神的な余裕を持てたのですが、同じ部屋にいる父の精神的負担はかなり深刻だったと思います。

私には「病気なんだから仕方がない」「寿命がくるまでは仕方がない」そんな風に言っていましたが、毎日の事なので瞬間的に苛立ちがピークに達してしまった時に、時計や母の鏡を窓から投げ捨ててしまった事がありました。

その時 私はその場にいなかったのですが…

外で割れた鏡や壊れた時計を見た時は何ともいえない気持ちになりました。

それからは、毎日のように2人の言い争いが聞こえてくるようになり、間に入って話しを聞く事もありましたが、どちらの見方につくことも出来ないし、父が大変だろうと思っても、母の行動は認知症のせいだし、父をかばったら、母の機嫌がもっと悪くなるしと考えが堂々巡りな感じになりました。

母は・・・

「あの くそ爺!!あんたには猫なで声で優しいけど、私には怒ってばっかりで!!もう!離婚する!くそじじい!と離婚するわ!」そんな風に言うようになりました。

父は父で・・・

母が楽しみにしていたスイミングスクールを、父が決めたルールを(どんなルールだったのか?父が困ることをしない?イライラさせない?)守れなかったら、その日は連れて行かないという事もありました。

そのうちに、スイミングの後で髪を乾かすのが家に居るように、苛立ちながらしているようで時間がかかるようになり、父が迎えに行ってもいつまで経っても出て来ないようになりました。
スイミングスクール内での母の行動が分からないので「もう退会しないといけないなぁ~」と父が話していました。

デイサービスの見学

スイミングスクールをやめたら…母の生活?生きがい?を、どうしょう?父と母が一緒にいない時間も作った方がいいのでは?

そんなことを考えて、父と相談して介護認定も受けてデイサービスを利用してみたらどうかと、市の窓口に相談に行きました。

母には「じいちゃんと一緒にいても、喧嘩するだけだからデイサービスって所に行ったら、同年代の人と話しが出来るし、体を動かす体操とか、脳の体操とかが出来る所やで見学に行こうか?」

そう説明したら、行ってみたいと言うことになりました。

市の担当の方が家に来て、母と面談したりして、色々な説明を聞きデイサービスの施設への見学は父と母とで行きました。

1か所の見学だけで契約先を決めましたが、まだスイミングスクールにも通っている日もありましたのですぐにはデイサービスに通うことはありませんでした。

それからしばらくして父が亡くなりました。

長くなりますので、続きは次回にしたいと思います。

アイキャッチ画像:AC写真=78design

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。