りかさんのぼっちブログ

日常のアレコレを投稿しています。

⑫引きこもりの就労◆やっぱり働きたい!けど……自分に出来そうな仕事が見つからない……

中学1年の時に不登校になった息子

そこからの……息子の人生⁈は谷あり…谷あり…また谷あり!

!!!

ただ生きている……そんな毎日だったように思います。

また始めよう!

息子について…⑪でお伝えした通りに、就労継続支援B型事業所で働き始めた息子でしたが約2ヶ月で退所してしまいました。

あれから半年ぐらい経ちました。

一時は「死にたい……」と口にするほど……精神状態が悪くなっていました……

なんというか……今、自分のその時のことを書いたブログ(息子について⑪)を改めて読んでみましたら、なんか泣けてきた。

「あぁ~こんなに追いつめられていたんだなぁ~」

「ほんとによくぞ……乗り越えてくれたなぁ~」

「生きててくれた……な」

「ほんとに本当に…よかった……」

(息子にしたらとてもつらい毎日だったでしょうが……)

と……その当時を思い出してグッときてしまいました😢

半年前の精神状態が悪くなった時に抗うつ薬の服用が始まりました。

それが良い方に効いてくれているのか?

元気に……ってことはありませんが、今の息子はちゃんと眠って、1日2食はちゃんと食べて、毎日ではないけどお風呂にもちゃんと入って……それなりに過ごせています。

見た感じは……「僕に話しかけないで!」的なオーラをまとって⁈

しゃべらないし、雰囲気も相変わらず暗いし、ずーっと自分の部屋に閉じこもっています。

それに、何も予定が無い毎日に戻ってしまったので、決まった時間に起きる必要がなくなりました。

そうすると、また昼夜逆転になって、少しずつ起床時間がずれるというか、就寝時間がずれるというか……不規則な生活になっています。

そんな毎日が過ぎていってましたが、2月のこと突然!こんな事を言いました。

「アルバイトしてみようかな?」

「母さんが前に言ってたタイミ―で仕事を探してみようと思ってる」by 息子

(≧∇≦)ノ やったー!←私の心の中

B型事業所を辞めて……当分は(1年後?5年後?)働けない……働く気にならないだろうと半分あきらめていました。

仕事を続けられなかった自分を責めていたように感じましたし、続けられなくて更に自信をなくしてしまったと……感じました。

なので、こんなに早く「仕事がしたい」と言うなんて驚きました。

でも、まだまだ精神状態が不安定な息子です。

「気分がいい時だけ仕事ができればいいな~」という制約⁈条件があります。

なので、スキマ時間に仕事ができる!という「タイミー」で仕事を探してみることにした息子でした。

・・・・・

ですが、自宅に近い所では「今日働ける仕事=好きな時間、すきな場所、最短1時間から働ける!」という息子が求めていた単発バイトは掲載されてなかったようでした。

それを聞いた私は、自分でもアルバイト先を探してみたところ……

単発バイトは1ヶ所だけありましたが、自宅から1時間かかる場所だし、そもそも車でないと行けない場所(息子は運転免許を持っていません)で送迎する必要があります。

こんな感じでは、息子が「今日働こう」と思ってもタイミーではアルバイト先を見つけられないことが分かりました。

三重県でも都会⁈の方なら単発バイトありました。

次にネットで「単発バイト」で検索すると、アルバイトを斡旋する企業のサイトがたくさん出てきます。

う~む……あるにはあるのですが、勤務先が遠かったり「これ?息子に出来るかな?」と考えてしまいます。

だって……息子は1度も普通のアルバイトをしたことがありません。

就労継続支援B型事業所で2ヶ月勤務したのが初めての就労でした。

B型事業所は利用者優先で勤務させてもらえます(無理をさせずに優しく対応してくれて、いつ休んでもいいのです)

一般企業では、そうはいきませんよね。

それでも、アルバイト先候補の諸条件を「週1~2回 短時間」で検索して出てきたものを「こんなのあるけど、どう?」と息子に見せました。

  • 週1からOK 2時間の飲食店のキッチン業務
  • 週1からOK 2時間の車用品店の在庫管理

しばらくして息子からの反応は……良かったです。

最初は「応募してみようかな?」と前向きに検討します的な感じでした。

何処にバイトに行くにしろ、私がバイト先まで送迎する必要があります。

運転免許を持っていないのもあるけど、歩いてや自転車で行ける距離ではありません。

いや~がんばったら行けるかもしれない……っていうか、頑張ったら行けるんだけど、今の息子の精神状態なら「そんなに頑張れない」と思う

めっちゃ頑張るよりも、まずは外に出る!あるいは在宅でもいいので自分の力で稼いでみる!それを続けること!

過保護かもしんないけど、外に出るハードルを出来るだけ下げてやりたいのです。

何かを続けて少しでも自信をつけてもらいたい!

そう思っています。

前向きに検討!だった息子ですが、日にちが経つと迷いや不安が出てきました。

それは、たとえ「週1・2時間」のバイトでも、その決まった日に勤務出来るか不安になってきたようでした。

まだまだ精神状態が不安定で、いいと思っていたら突然…気分が低下してうつっぽくなってしまうみたいです。

なので、バイト先に迷惑をかけてしまうのが心配で「応募する勇気が出ない」ようでした。

やってみたらいいやん……と口には出しませんが……そう思ってしまう私でした。

本人にしてみたら、そんな簡単なことではないですよね。

そんな…働きたい気持ちはあるのだけれど、もう一歩踏み出すことが出来ない息子でした。

そして、出した結論は?

「やっぱり在宅で仕事がしたい!」でした。

就労移行支援

在宅で仕事をしたい!と決めた息子でしたが、在宅で仕事をするにしても、パソコンのスキルがあるわけではありません。

ここでも、最初から始めないと出来る仕事は見つかりません。

最初からとは?パソコンを使った在宅ワークについて学ぶことです。

去年、就労継続支援B型事業所を辞めた理由の1つに「通所して人と接するのがやっぱり合わない」というのがありました。

それを聞いた息子担当の相談員Tさんがあるパンフレットをくれました。

在宅ワークでの就職を目指すための「就労移行支援事業所」の案内でした。

それを覚えていた息子が「ここに体験に行ってみたい」と言いました。

就労移行支援事業所とは?

就労移行支援は、障害や難病をお持ちの方の就労をサポートする公的な福祉サービスの1つです。

一般企業への就職を希望する65歳未満の人に、2年間という期限がありますが、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練を行っています。

ここに通うためには、障害福祉サービス受給者証を発行してもらう必要があります。

そして、ここは基本的に無給となっています。

働きたい!でも普通のバイトは無理→在宅で出来る仕事を探そう→でも何もスキルの無い自分では仕事を見つけられそうにない→就労移行支援事業所でスキルを向上(Word、Excel等のIT基礎)させてデーター入力などの在宅ワークにつなげたい。

このように考えた息子は、以前いただいた就労移行支援事業所のパンフレットを改めて見て「体験してみたい」と言いました。

この就労移行支援事業所は「テレワーク就労」での就職に力を入れている事業所です。

最初の面談は直接話しを聞きにいきましたが、利用体験も在宅で行えるということでした。

面談では、就労移行支援事業所ではテレワーク就労に必要なパソコンの基礎知識はもちろんですが、ビジネスマナーやテレワークマナーなども学びながら、一般企業への就職を目指すというお話や企業が求める求人とは?について説明がありました。

よく言われる「報・連・相=ほうれんそう」報告・連絡・相談が一番大事で、不明な事をしっかりと質問して解決できるか?ということが最も重要との説明がありました。

そしてテレワークは自己管理をしっかりしないと仕事の納期を守ることが出来ない!につながるので、自分で自分をしっかりと管理することが重要であること

そしてそれは毎日、同じ時間にもくもくと仕事をして、その仕事を続けることが出来るかということです。

上記の内容を踏まえて就労移行支援事業所での作業を通してそれが出来るのかということを考えながら与えられた課題に取り組みます。

もしもそれが出来ないようなら違う方向への就活を考える事になります。

ここで学びながら、個々のスキルの上達度によって実際の仕事と同程度の課題に進んでいき、実績を積み重ねていくことで企業の求人に応募する事が出来るようになります。(就職支援あり)

その際には、ハローワークでの求職方法や履歴書作成指導、面接指導などもしてくれます。

在宅ワークでの求職も一緒になって探してくれるそうです。

就労移行支援制度は基本的に2年間となっていますが、就職した場合もこちらの事業所で引き続き職場への定着を目的とした支援(本人からの相談や職場への定期訪問、職場と本人とに問題点があれば解決に向けて橋渡しになってくれる)も行っています。

また、在宅ワークではパソコン操作の基本的なスキル以外にも、パソコンに不具合が起きたときの(回線がつながらない場合等々)対処方法も知っておく必要があることも知りました。

回線がつながらなくなったので作業ができない!では納期に間に合わなくなり企業に迷惑をかけることになるからです。

就労移行支援事業所での訓練とは?

面談を受けた息子はその場で5日間の体験を申し込みました。

在宅での体験も出来るそうですが、いきなり在宅でと言われても???

何をどうしたらいいのか?分からないので、2日間は事業所で体験させてもらう事にしました。

通所でも在宅でも訓練の時間割は大体以下の通りです。

訓練時間割
9:00 開所
9:30 掃除・朝礼
9:45 ウオーキングor室内トレーニン
10:10 午前の訓練
12:00 日報記入・提出
12:10 昼食休憩
13:00 昼礼
13:15 午後の訓練
15:00 日報記入・提出
15:10 掃除・終礼
15:20 終了

※午前だけ、午後だけ、週2~3回などの利用も可

私はパソコンを使っていますが、ただ文字を打ってるだけなので、本当の意味での基本的な使い方は何も知らないので、いただいた「在宅訓練の取り組み方」を見ても( ,,`・ω・´)ンンン?ですが……

(息子は私より、ずーーっと理解できると思います。)

在宅訓練で使用するツールは「Zoom」と「Google Drive」の2つだそうです。

事業所で貸し出されるパソコンを使って作業をします。

Zoomのチャットで連絡を行い、事業所のグーグルアカウント共有アイテムのフォルダ内に訓練で使用する課題が入っているとのこと。

その課題はパソコンの習熟度によって初級~中級などのレベルがあり担当者と相談して決めます。

毎日の訓練の最初30分はタイピング練習を行うとの記載もありました。

取り組んだ課題の提出もグーグルドライブからアップロードして提出するそうです。

出退勤の管理は各自に配布されるQRコードを使って報告する。

在宅訓練中の服装はスーツまたはオフィスカジュアルと指定されています。

という感じで、在宅で作業することを選択した息子なので、自分で目標を決めて1つ1つレベルアップしていくことを目指して進めていく訳ですが……

今まで利用していた就労継続支援B型事業所とは違って、本格的な一般就労に向けての訓練なんだなぁ~と感じて……きちんとここでやれる人間なんだ!という所を見せなくてはと緊張しました(私が…)

なので、体験1日目に持っていく持ち物として、息子にメモを持っていって「聞いた事はメモに書き留めたほうがいいよ~」「メモ帳を買ってくるけどどんな大きさがいい?」と聞きました。

息子は「メモがいるかどうか聞いてからでいいんじゃない…」と……

そういうので「初めての職場で教えてもらった事をメモするのは当たり前のことやのに……」とついつい言ってしまいました。

すると「はい、はい、分かりました!」by息子

イラッとしたような、怒ったような感じで返事を返してきました。

・・・いらんこと言ってしまった!と思うと同時に、社会経験がぜんぜん無いので「注意される」という経験がなかったから…自分の考えを否定されたと感じたのかな?

それよりも、その息子の態度に私がちょっと落ち込んでしまいました。

私は今まで息子が過ごしやすいようにと気を遣っていたつもりでしたが、ただ単に息子に嫌われたくなくて、機嫌が悪くならないように接していただけなのかも……

機嫌取りだったのかもしれない……

もっと言うべきことは、はっきりと言わなあかんのかも……と思いましたが、やっぱり言えないや……

私でも注意されたくないし、注意されると落ち込むし、息子には100%それでいいやんと全部を認めてあげたいと思ってる

(息子はいつも自分はダメな人間だと思ってるから)

(成功経験がなんにもないから息子がただ存在していることを褒めてあげたい)

でもそれって、どうなんでしょう

???分かりません。

そんなモヤモヤを胸に抱えているりかさんでした。

就労移行支援1日目

就労移行支援を利用するには障害福祉サービス受給者証が要りますし、2年間しか利用できないという決まりがあるので、その貴重な2年間を無駄にしないためにも、5日間の利用体験が出来ます。

それから、利用開始するのか、しないのか判断することが出来ます。

息子は最初からここに通うつもりで体験を始めました。

一人で通勤する予定(駅までは送迎)なのですが、久しぶりに電車に乗ることになったのでいきなり一人で乗車するのは不安だということで、一緒に電車に乗って事業所に行きました。(帰りも来て欲しいと……)

事業所の入り口で別れました。

不安そうに入っていきました。(頑張ってね…)

1日目を終えた息子からの反応はありませんでしたが、次の日にこう言いました。

「やっぱり無理みたい……」

今回は驚きませんでした、どこかで「ここを利用するのは(一般就労を目指すのは)まだ早い」と感じていたからです。

早々に利用しないと決めた理由は「ついていけそうにない」と思ったようでした……

5日間体験してから決めてもいいのですが、次回は事業所のパソコンを借りる事になるので、そうなると……

借りたパソコンを返しに行かなければならない→また行くのが嫌だしすぐに返却したら迷惑をかけることになる→だから1日目でやめよう。

そしてこんな事も話してくれました。

「けっこうほったらかしにされた」

「自分がどのレベルから始めるのかとかの説明があると思ったら無かった」

ということでした。

やっぱりB型事業所と違って一般就労を目指す所ですから、自分から分からないところはどんどん聞きに行かなければ必要な情報は得られません。

「ほうれんそう」の「そう」=相談の部分ですね。

受け身ではなく、自分から積極的に動いて行かないといけない場所なのですね。

一緒に面談に行った時に、5~6名の利用者さんが課題に取り組んでいましたが、その場の雰囲気ですが……何かピリッとした緊張感が漂っていましたもん。

やっぱり、B型事業所の優しい雰囲気とは違いますね。

しかし、事業所のパンフレットには「体験初日には、あなたにあった体験プログラムの計画や目標を一緒に立てます」との記載がありましたから、息子も1日目はそのように指導員がついてくれると思っていたのかもしれません。

まあ、1日しか利用していないので、その日は職員が足りない状況だったのかもしれないし、根本的には疑問点を職員に尋ねられなかった息子にあると思いますが……

やっぱりここを利用するのはまだ早い……ということだと思いました。

このように、息子の再出発は成功しませんでしたが、またやろうと(就労移行支援体験)思ってくれたことが嬉しかったので、成功、不成功はどうでもいいことなのです。(そりゃあ続けられたら良かったのですが)

息子のペースでまた何かに挑戦してくれたら、いいのです。

それがずーっと先になろうといいのです。

またその時に一緒に始めたいと思います。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

アイキャッチ画像:ACイラスト:うさぎや

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