りかさんのぼっちブログ

日常のアレコレを投稿しています。

家族葬費用◆2年前の父の葬儀について

息子に伝えたい父の葬儀について……

父のこと

2年前からこの時期「3月」が苦手になりました。

父が亡くなった月だからです。

3月になると、あの2年前のとても暖かい春の日を思いだして気持ちが沈んで泣きたくなります。

あの日、元気だった父と突然の別れになってしまうとは、思ってもいませんでした。

「じいちゃん、ツバメが来たよ」と言うと父が「おう!そーか、今年は早いなぁ~」と言いました。

これが父との最後の会話になりました。

車で出かけた父は、その日の夕方になっても帰って来なかったのです。

あちこち探しても見つけられず、警察に捜索願いを出しました。

詳しい事は書けませんが、冷たくなった父と会えたのは、10日後の事でした。

認知症の症状は、まったくなかったので、徘徊ではなく、いつも自分の行きたい所(遠くには行きませんが、山・川・海等々)に1人で車を運転して出かける事が普通でしたし、その当時は、認知症の母とけんか(言い争い)する事が多くなっていたので、母にも行先を告げる事もありませんでした。

私は?というと、そんな言い争う2人を見るのがつらくて、父とゆっくりと話をする機会が減っていました。

それで、山か海か川か?どこに行ったのか、すぐに行先がわからずに、見つけるのが遅くなってしまいました。

今年で父が亡くなって、3年目。

三回忌法要を無事に営むことが出来ました。

2年前の家族葬のことを記録したいと思います。

父の葬儀

父が自分で建てた、自分の祖父と母のお墓がありました。

その地区のお寺さんにて、何回も葬儀から法要をして頂いていましたので、父や母の万が一の場合も、このお寺さんにお願いすることに決めていました。

葬儀に関しても、お寺さんと懇意にしているA葬儀社にお願いすることも事前に決めていました。

父の葬儀を行うこととなり、A葬儀社に電話し次の日に打ち合わせをする事になりました。

市役所への死亡届の提出(死亡診断書を預けました)僧侶の手配、火葬場の予約などの一連の手続きも全てA葬儀社が代行してくれました。

葬儀の会場は、新しく作られた市の施設で、通夜・告別式・火葬・初七日法要までを1か所で行う事が出来る施設となっています。(移動しなくてもいいので、とても良かったです)

打ち合わせの内容は、祭壇の大きさから、棺や骨つぼの値段に、お供え(共花、籠盛り)通夜料理、葬儀・告別式後の会葬者にお出しする幕の内弁当の数など、色々な物の価格をいくらにするのかを決めていく感じでした。

家族葬の費用

参列者は、私・パートナーさん・母の3人と母の兄妹、亡くなった私の姉の子供(20代後半2人)と配偶者、パートナーさんのご両親や親族の総勢20人となりました。

カナダ在住の娘はコロナ禍で帰国出来ず、オンラインでライブ映像を見てもらいました。

生前の父の意向で、お香典は頂かない事にしましたが、5人の方から受け取って欲しいとのご提案を受けて、無下にお断りするのも申し訳ないので受け取りました。

家族葬(参列者20人)の葬儀費用を記録させていただきます。

斎場使用料

  • 通夜=157,140円
  • 告別式=94,280円
  • 火葬費=60,000円
  • 助六寿司、幕の内弁当=59,000円

斎場使用料
合計金額375,140(税込)

A葬儀社・家族葬費用

  • 葬儀一式費用=513,150(税込)
  • 飲食接待費用=21,056(税込)
  • お供え(供花、籠盛り)=229,400円(税込)

A葬儀社・家族葬費用
合計金額763,606円

僧侶へのお布施

  • お布施=300,000円(お二人の僧侶に来て頂きました)

上記の金額を合わせますと

家族葬の費用は、143万8746円になりました。

この内、お供え物のお金を後日、母方の親族とパートナーさんのご両親から合わせて、14万7400円を立て替えた分としていただいております。(他社の持ち込みが出来ない為に立て替えて注文しました)

頂いた御香典の金額も記載します。

5名の方から180,000円の御香典を頂戴いたしました。

息子に伝えたいこと

最後に、引きこもっている息子は父の葬儀に参列しませんでした。

なにも語らない息子は何を思っていたのでしょうか?

何も思わなかったのでしょうか?

息子が幼稚園や小学生の低学年の頃に、たくさん。たくさん。毎日のように遊んでもらった父が亡くなったのに、最後にお別れの挨拶もしないなんて……

父に会って欲しかった。

会ってあげて欲しかった。

けど……精神状態が不安定な息子を無理やり連れていくことはできませんでした。

私が死んだ時は、会いに来てくれるかな?

葬儀の時に喪主として挨拶をしました。

本当は参列者に向けてお礼の言葉を伝えることが正式なのですが、私は父に最後に届けたい言葉をお話しさせていただきました。

いつかこのブログを息子に読んでもらいたい。

遺族を代表いたしまして、皆さまにひと言ご挨拶申し上げます。
本日は、ご多忙にもかかわらず、ご会葬・ご焼香を賜り誠にありがとうございました。

父は、幼い頃から母親と離れて暮らし、小学生の頃には働き始め、大変苦労してきました。
そのため、独学で勤勉に励み、なんでも直し修理も出来るし、料理も得意でした。季節ごとに美味しい野菜を上手に栽培し、大好きだった釣りで美味しい魚も食べさせてくれました。

何を聞いても答えてくれる物知りな父を尊敬していました。

そして、私と姉の子供たちをたいへん可愛がってくれました。

突然の別れとなり「じいちゃん!ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることが出来ず、大変心残りでございます。

父も不本意な最期であったと思いますが、日々を全力で生き、また皆さまのような良き方々に囲まれて幸せだったと思います。

じいちゃん!母の事は心配しないでね。ちゃんとお世話していくからね。

最後になりますが、今後とも父の生前同様に残された私ども家族にご支援賜りますようお願い申し上げます。

本日はありがとうございました。

ちょっと寂しい今回の記事をお読みいただきありがとうごました。

アイキャッチ画像:ACイラスト:AK(エ―ケー)様