りかさんのぼっちブログ

日常のアレコレを投稿しています。

⑨引きこもりの就労◆息子が働ける場所はありますか?1人で悩まないでひきこもり相談窓口を利用してくださいね。

こんにちは!

いつもお読みいただきありがとうございます。

今 息子は、いろいろな不安を乗り越えながら(まだ精神状態は安定していませんが)「就労継続支援B型事業所」で働いています。

あれは、6月末のことでした……引きこもり8年の息子(うつ傾向ありで心療内科通院中)から「働いてみたい」という、突然の発言に……嬉しい…というより……驚きと不安のほうが大きかったあの日。

働くこと

収入を得てくれること

自立への第一歩!という嬉しさよりも

この8年間…待ち続けていた……「家の外に出る」ということ。

家族以外の人と関わりをもってくれるということ。

「何か生きがいを見つけてくれるかもしれない」という希望が見えた瞬間でした。

就労継続支援B型事業所とは?雇用契約を結ばない福祉的就労になるため、息子がお世話になっている事業所では時給が200円と決まっています。

1ヶ月(週に5日 1日3時間半)勤務したとしても、もらえる給料は17,500円ほどとなります。

その為、せっかく働くのだったら、最低賃金程度の時給がもらえる「就労継続支援A型」で働きたい!と言っていた息子でしたが……いきなり雇用契約を結んで働くA型では難しいのではないかと自分で思い思い悩んだ末、決めたのは就労継続支援B型で働くことでした。

焦る必要はないのですが(このままB型事業所での勤務でも、私としてはぜんぜんオッケーですが…)就労アセスメントをしてもらった事業所の担当者さんからもこの先のことを考えて、次のステップ先の情報も得ておいた方がいいとのアドバイスを頂いていたし、私も気になるので、教えてもらった障がい者就労の相談所に面談の申し込みをしました。

息子が働ける場所を探して

8年間も引きこもっていた息子が働こうと思った時、普通の人のようにハローワークに行ってアルバイト先を探したり、アプリに登録して短時間のバイトを探したりという事は出来ませんでした。

「うつ傾向があり気分の浮き沈みがはげしい」ということも大きいですが、今までに他人と触れ合うことがほとんどなかったので一般企業での就職は対人関係に不安があり、難しいのではと思いました。

あれこれ調べていくと息子のように長く引きこもっていた人に向けた相談窓口があり、いろいろな働き方もありました。

あくまでも、本人が「外に出てみようかな?」という意思がないと、なかなか難しいことだと思いますが、もしも……引きこもっている息子さんや娘さんがいらしたら、こんな相談窓口があるますよと…どれか一か所でも、どなたかの参考になればいいな~と思って書いています。

ご本人からの相談だけではなく、家族からの相談にも応じていただけると思います。

障害者就業・生活支援センター

こちらは、障がいのある方が、身近な地域で安心して働き暮していけるよう関係機関(雇用・福祉・教育など)と協力して就職に関する相談や自立した日常生活に必要なサポートをしてくれるところです。

厚生労働省から委託された相談窓口が全国に337箇所(令和5年4月時点)設置されています。

私が相談に行った障害者就業・生活支援センターの支援対象になる方は、対象地域にお住いの障害や難病のある方で働くことを希望している。または、すでに働いている本人と家族、その関係者となっています。

相談・登録は無料です。

電話相談、来所相談、訪問相談、メールやオンライン(WEB)での相談も行っています。

色々と説明を聞いてはきたのですが、まだはっきり解らない部分もあるのですが(私の頭では説明を聞いただけでは理解出来なくて実際に利用してみないと、どこまで支援してもらえるのかがキチンと説明出来ないのです。スミマセン)ようは…息子にどんな職業が適しているか?仕事の探し方や履歴書の書き方、面接の受け方などのアドバイスをしてくれて…職探しについて一緒に考えてくれたり、その過程で不安に思う事や迷いがでてきたら面談を重ねながら、就職できるように導いてくれる所。

そんな所だと感じました。

就業支援だけでなく「生活支援=日常生活・地域生活に関する助言」も行っているので、例えば…市役所で何か手続きをしたい場合に「自分一人では難しくて不安なので一緒に行って欲しい」というような支援や、医療面での不安にも(診察に同行するなど…)相談に乗っていただけるそうです。

また、就職後も職場定着支援として希望があれば面談等々で相談に乗り、働き続けることが出来るようにサポートもしてくれます。

※私の地域では、1つのセンターの支援対象地域が4市町もあり、それを5名の職員で対応されているようなので、はたして1人の職員さんが対応している利用者はどのぐらいの人数なのかしら?相談したい時に直ぐに対応してもらえるのかしら?と疑問に思うところがあります。

ですが、このような相談窓口がある事を今までぜんぜん知らなかったし、人それぞれに合うところ合わないところがあるから、知っていて損はないと思いました。

「障害者」という言葉のついた相談窓口⁈相談センターというと、なんか敷居が高いくて行きにくいかもしれませんね、それとも障害者という言葉にとまどってしまうかもしれませんが勇気を出して、あちらこちらでいろんな情報を集めてみて欲しいな~とも思いました。

それと相談には、必ずしも障害者手帳等が必要というわけではなく、持っていなくても相談出来る所もあります。

息子も障害者手帳は持っていません。

手帳はありませんが、相談した日時点で息子が取得していた、市の障がい福祉課から発行されていた受給者証はこの2つでした。↓↓↓

取得していたもの

息子の場合は、1年前に取得した自立支援医療受給者(精神通院医療)が有効でしたので、就労移行支援事業所への相談と利用(就労継続支援B型で働くための就労アセスメント)がスムーズに出来ました。(詳しくは④番の記事)

就労継続支援B型で働くには、相談支援事業所で福祉サービス受給者証を発行してもらうための「サービス利用計画案」を作成してもらい、市の障がい福祉課に提出してもらう必要があります。

支給(利用)決定が決まり、福祉サービス受給者証が届きましたら就労継続支援B型事業所に通うことが出来ます。

障がい者就業・生活支援センターでは、さまざまな働き方がある事を改めて知ることができました。

さまざまな働き方
  • 福祉的就労(福祉サービス)
    就労継続支援A型(雇用型)
    就労継続支援B型(非雇用型)
  • 一般就労
    障がいがある事を伝えず働く(一般採用枠)
    障がいがある事を伝えて働く(障がい者雇用枠)
  • 就労移行支援
    一般企業への就職を目指して就労に必要な知識やスキル向上の支援を行う(無給)

ここで聞いた「就労継続支援A型」と「就労継続支援B型」「就労移行支援」については、以前に調べたことがあるので、利用対象者やその制度の違いについて知っていましたが、一般就労を目指す時には、もっと考えなくてはならない事がいろいろとあるのだな~ということに気づかされました。

次回はそのことについて詳しく書きたいと思います。

ひきこもり地域支援センター

息子の場合は8年もかかりましたが、自分の意志で外に出てみよう。

働いてみよう。と決断して、今回 行動する事が出来ましたが……

家から一歩も出れなくて、心療内科にも通っていない場合など……医師からの診断書や定期的に病院に通っているという通院証明とかが提出できないから相談する場所がないと思われているなら、お住まいの地域に「ひきこもり地域支援センター」はありませんか?

ひきこもり地域支援センターは厚生労働省が運営するひきこもりに特化した相談窓口です。

お近くにない場合は電話での相談も行っています。

お近くにひきこもり地域支援センターはありましたか?

近くになかったら、お住まいの市役所に「ひきこもり相談窓口」はありませんか?

もし、同じように、働きたい!働いてみたいけど、普通の人のように働く自信がないと思っている子供さんがいらしたら、お住まいの地域の市役所・障がい福祉課で相談なさって、どのような手続きをとれば福祉的就労が出来るのかをたずねてみてください。

最近は、市役所でもひきこもり支援に力を入れています。お住まいの地域の市役所でひきこもり相談を行っていませんか?本人さんだけではなく、ご家族だけでも相談出来ると思います。

ぜひ、色々なところで子供さんの事、ご自分の辛い胸の内を少しでも話してみませんか?

ついつい、自分の育て方が…自分の性格が影響して……子供が引きこもってしまったのではないか。

自分のせい……(私は今でも、自分の内向的な性格が影響してたと思っていて…息子に申し訳ないなあ~と思っています)だと思って…落ち込んでいませんか?(引きこもりの原因は育て方のせいではないようですが……私は割り切って考えられません)

私は、息子の事やそれ以外の色々と後悔した過去の出来事を思い出しては、たびたびひどく落ち込みます。

なにもかも、嫌になる時もあるけど、息子を支えていかなければと思いなおして日々をなんとか過ごしています。

ぜんぜん…前向きな…元気なお母さんではありません。

今、読んでいただいている方も出来る時はがんばって、出来ない時は…それなりになんとかやっていきましょうか。

落ち込んでても…日々はつづいていくので、日常生活のやることはやらなきゃ……ですね(˘・_・˘)

それでは、次回も息子が働ける場所はありますか?として、一般就労と福祉的就労の違いや引きこもってないんだけど、働くことが不安だな~働いても続かないんだ~と思っている「15歳~49歳までの方」が方が利用できる若者就業サポートステーションという公的機関の事についてお話ししたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。