
前回の記事では、倉敷美観地区の町並み散策と食べ歩きしたことについて書きました。
記事はこちら↓↓↓
今日は、その続きで「くらしき川舟流し」に乗船した時のことや、美観地区の町並み以外に体験したことについて投稿します。
くらしき川舟流し!

倉敷美観地区は商売人の町ということで、ここ倉敷川は物資を積んだ川舟の往来で賑わっていたそうです。
ここでは、船頭さんが操る!写真のような川舟に乗って、白壁の町並みを眺めていると昔の倉敷を感じる時間が味わえます。
くらしき川舟流し体験の乗船時間は往復で20分程ということもあり、船に乗って行ける距離(川の長さ)は短い印象でした。
でも、自分の足で歩いて見る景色とは違って、川に浮かんだ船から見る町並み。
一段下から見る景色は、さっきとはぜんぜん違って見えてすごく楽しめました。

川舟の船頭さんが竹の棒1本で船を操り(女性の方で大変そうでした)美観地区の昔話も聞くことが出来ました。
また、船に乗る事でしか知ることができないものもありました(橋の裏側の文字)
倉敷に来て思ったのは、思ったより観光客が少ない!っていう事でした。
(今の時期だけだろうけど……)
(特に外国人観光客が少ない!東京と京都しか旅行に行ってないから余計にそう思うのかもしれません)
もちろん平日って事もあるんだけど……
それから、家に帰って旅行の写真を見てみると……なんだか撮った写真が寂しいと感じました。
もちろん川の両側にある白壁の建物はとても素敵で、川とのコラボ写真はいい感じに撮れてる……でも
何か寂しい。。。
それで、倉敷のパンフレットや他の人の倉敷写真を見て「これか!」と思ったのは、川岸に緑の植物がないから!って事でした。
これから新緑の季節になって、川岸の植物の葉っぱが茂ってきたら、すごい良い写真が撮れそうです。
川の柳の木が黄緑色になったら、それはそれは白壁の建物とのいいコラボ写真が撮れるんだろうな~と思いました。
今からなら桜が咲く頃も良いでしょうね~
今日の美観地区は空いてて良かったんですが……
映え写真が撮りたい私には、ちょっとさみしい風景写真になって(ノд-。)クスンですが……
今日も元気に川舟乗船の様子をお伝えします。
「くらしき川舟流し」の乗船チケットは倉敷館観光案内所で販売しています。
- 利用料金 大人700円 子ども350円
- 当日販売のみ
- 5歳未満無料
- ペットの乗船不可
- 休業日あり
- 1月~2月は土日祝日のみ運行
- 観光イベント等により臨時運休あり
川舟乗船チケットは、当日販売のみです。
午前9時から当日分全ての出発チケットが先着順で販売になります。
※平日の朝8時45分(3月12日)には10名ほどのチケットゲット列が出来ていました。
※1艘の定員は6名です。今日は、2艘の川舟が出動していました(繫忙期はもっと増えるかな?)2艘だから総チケット数は多くないように感じました。
詳しくは倉敷観光案内所HP↓↓↓でご確認ください。
公益社団法人倉敷観光コンベンションビューロー | 倉敷のコンベンション、フィルムコミッション、教育旅行、インバウンド、観光施設などの会員の情報を発信しています。
川舟流しはここから↓↓↓乗船します。

川舟乗場の向かい側の観光案内所で乗船チケットを販売しています。
川舟に乗る時に頭に被る「すげ笠」を貸してもらえました。

つげ笠をかぶったら出発です。

昔、この川には海水が流れこんでいたので美観地区では「お米」が作れなかったそうです。
川舟で運んできた米俵を写真の蔵↓↓↓に保存していた

今日は、イベントを開催に向けてか?工事車両が止まってて写真撮影の邪魔になってた(ノд-。)クスン
反対側は、商いに来た商人の宿泊場所になっていました。

3月8日~3月30日まで「倉敷春宵あかり」のイベントを開催されています。
そのため川岸の両側にカラフルな傘が飾られいます。
夜はライトアップされるので、すごい楽しみです。

倉敷館は、大正6年に倉敷の役場として建てられた建物です。
現在までに何回か改装工事は行われていますが、当時使われていた窓ガラスを今もそのまま使っているので、ここの窓ガラスは波打っているように見えるそうです。
(全部の窓ガラスじゃないかも)
2階部分は無料休憩所↓↓↓になっています。

そこからの眺めがいいと教えてもらったので、下船してから昔の窓ガラスと風景を見てきました。
確かに、ガラスが波打ってる⁈(ガラス表面がぼや~んとしている)感じに見えました。
中橋が近づいて来ました。

予備の船?係留中。

中橋をくぐります。

この中橋は花崗岩の1枚岩で(左右に1本ずつ)長さ10メートル、重さは9.5トンもあるそうです。
橋の下を船が通れるように緩く湾曲しています。


大山日ノ丸証券の手書きの市況概況↑↑↓↓

今度は「今橋」が見えてきました。

今橋は、鉄筋コンクリート造りで欄干には児島虎次郎がデザインした菊と龍が彫られています。

大正15年に昭和天皇(当時は皇太子)がここに来る!ということで急遽!架け替えられたそうです。
龍が彫られたのは孫三郎の干支にちなんでいることと、縁起がいいという理由からです。

欄干は、このようにずっしりと立派な感じに作られてて、石柱の頂部には天皇の紋章の菊が彫られています。
橋の内側(通路側)の龍は線彫りで、川から見た龍は立体的でした。

この龍(正面の彫り物)の手指の本数が5本ありまして、日本で5本指の龍が彫られるのは大変珍しいそうです。
(なんでも5本指の龍は位が高い方しか使うことが許されていなかったからとかなんとか……)
この今橋の向こう側にゆめちゃんとそらちゃんという白鳥が飼育されていました。

今橋を見たらUターンしました。

町歩きでも説明した有隣荘です。
有隣荘の緑がかった屋根瓦は、泉州瓦で100年経った今も葺き替え工事は行われておらず、当時のままの状態だそうです。
瓦だけで3億円!と言われている大変高価な瓦(特注品)が使われています。
すごい高さの松の木が見えます。

松の剪定は1本100万円!

今日は、風が無くて川が波立たないので、川面に写る風景も楽しめました。
中橋に戻ってきました。
さっきも見た橋の裏側ですが……ここに橋を作った人の名前が刻まれているそうです。

船頭さんが竹竿で示している所の左右に何やら文字が書いてあるのが分かりますか?

橋が作られた年(明治10年)と作った人の名前が彫られているらしいですが……もっとアップでどうですか?

( ,,`・ω・´)ンンン?
目視だと分からなかったのですが……
スマホ写真を拡大すると、なんとか明治10年と「見原」という風に見える漢字が確認できました。

あっという間にくらしき川舟流し体験は終わりです。
川舟乗場に戻って来ました。
ゆったりとした時間を過ごせました。
船頭さん!ありがとうございました。
さて、また町歩きに戻ります。
桃太郎のからくり博物館

倉敷美観地区には、大原美術館、倉敷民藝館、日本郷土玩具館など見学できる施設がたくさんありますが……
りかさんアンテナがピーンと反応した所は「桃太郎のからくり博物館」だけでした。
桃太郎の伝説地の1つでもある岡山!
ここはどんな博物館なんでしょう。
入って料金をお支払いする所から館内の雰囲気が、ちょーレトロでGood👍
スタッフの方が展示されているからくりの見方などを丁寧に教えてくれます。
入り口付近には目の錯覚を利用した展示物が何点かありました。

動く展示物(ぐるぐる回る渦巻き)をじっと見てから、上の物を見るとそれが飛び出してくるように見えたり……
桃太郎ちゃんが消えたり……

机の上に割れた桃の展示物があって、裏から自分の頭を入れると……あら不思議!自分の体が消えて、桃と顔だけになりました。
写真を撮るとすごい不思議な(ホラーな)写真が撮影できます。

(展示物の中は狭いので体格がいい人は無理かも)


鬼ヶ島洞窟探検!というやつに潜入すると……予想外にプチお化け屋敷でした。

真っ暗なので「なんか出るぞー」的な雰囲気がぷんぷん漂ってて、恐る恐る進むと……思わず「きゃっ!」となる仕掛けがありました。
楽しいだけじゃなくて、この館内には桃太郎にまつわる昔の貴重な資料が1000点!も展示されています。
(ちくわ笛奏者の館長さんがコツコツと集めた桃太郎に関したお宝がいっぱい!ローンで購入したものもあるとか。。。)
すごい古い物から、昭和の時代(昭和でも相当古いよね)の絵本やおもちゃも展示されています。


300年前の木彫り鬼のお面もありました(ちょっと怖いから撮らんかった)

そして、2階では、昭和19年(1944年)の漫画映画が上映中ということで、階段を上がろうとする私たちは不意に呼び止められました。
( ,,`・ω・´)ンンン?
振り向くとそこには。。。。。。
ひみつ🤫
という楽しい驚きがありました笑
2階で見た昭和19年の戦争中の漫画映画は戦意高揚のための国策映画だそうで、桃太郎が日本軍の総司令官になっているものでした。
約80分もあるみたいなので、私が見た時は桃太郎は居なくて、うさぎみたいな動物が双眼鏡を覗きながら仲間と何やら話している場面でした。
でも81年前に作られた作品なのに、出てくるキャラクターの動きがなかなか良くてびっくりしました。
81年前にこんなレベルのアニメが作れていたことに驚きました。
桃太郎のからくり博物館!すっごい楽しいです。
是非お立ち寄りください。
阿智神社

境内から倉敷の町並みが一望できる!と知り、行くとこリストに入れていました。
阿智神社に祀られているのは航海の安全を司る宗像三女神です。
御神徳は交通安全、海上安全、美容健康、芸能上達、商売繫盛ということでした。
樹齢300年以上という、県指定天然記念物「阿知の藤」という有名な藤の木があるそうです。
私たちは本町通りの参道から上がりました。
本殿までの石段は3つに分かれていて「米寿坂 88段 →還暦坂 61段 →厄除坂 33段」となっていて、それぞれ上ることで御利益があるとか?
鳥居をくぐってすぐの「米寿坂・88段」は長寿
次の「還暦坂・61段」は健康でした。

ここを上がると手水舎がありました。

こうゆう、お花が入っている手水舎ってインスタとか誰かの投稿写真で見たことあったけど……
実際に見たの初めてかも知れない。。。
(と思ったけど……どっかで見た気もするあやふやな記憶😅)
椿?のお花が綺麗でした。
ここからもう1か所「厄除坂 33段」 開運!を上がるとうさぎの彫り物がある「随身門」につきます。
ううっ😿😿😿
またやってしまいました。
随身門のうさぎさんを撮り忘れました。
ってゆーか。
うさぎの門があることを知りませんでした。
長いお耳の可愛いうさぎさんが表にも裏にもいらっしゃるそうです。
皆さまは要チェックです!
随身門をくぐると拝殿があります。

すごく立派なしめ縄でした。
境内に絵馬殿という建物があって、そちらも見所の1つでした。
はい!ここでまたやってしまいまして、絵馬殿という建物について何も予備知識がなく、スルーしていました。
ここからの景色だけを楽しんで「あー絵馬を奉納するとこか……」ぐらいにしか思ってなかったのですが……
絵馬殿の天井には、十二支と方角が描かれた方位磁石のデッカイやつみたいなのが釣り下がっているらしいです。
(ここも皆さまは忘れずに要チェック!)
そして、絵馬殿を下の方から見ると、清水寺の舞台の様に長い柱を使って斜面に建てられているのが分かるそうで、それを見なくちゃいけないのでした(要チェック!)
境内から見ただけではぜんぜん気付きませんでした。
(写真撮りたかったなぁ~)
要チェックだらけで申し訳ない💦記事になっちゃいました。
阿智神社からの景色は…こんな感じ。

空がどんよりなのでアレですが……
直視だと「わぁ~ええ景色や~」と感動してました。
えっ?手前の木が邪魔でよく分からないですって!
ほほほーー
大原美術館と有隣荘が見えてますよ~
(老眼で見にくいわ。拡大してーー笑)
そして、私らは「もう関係ないわ~」とスルーした縁結びの木もありました。

阿智神社の境内で一番長寿の木「木斛・もっこく」という木です。
木斛の花言葉(人間関係と情愛を持つ(モツ)濃く(コク))から縁結びの木になったようです。
その他に見た場所
倉敷美観地区では、これまでに書いた場所以外にもたくさんのお店を見学(冷やかし🤫)しました。
下記に簡単にまとめます。
倉紡記念館
本日の予定にはなかった「倉紡記念館」の見学でした。
でも「本日!入館無料!」の看板を見たら、館内に吸い込まれていく笑
Kちゃんとりかさんです笑

明治時代から始まる!
クラボウの歴史が学べる施設となっています。
こちらは倉敷アイビースクエアの中にあります。

入り口にバーンとこちらのモニュメントがお出迎えしてくれました。
2023年にG7倉敷労働雇用大臣会合が倉敷アイビースクエアで開催されて、倉紡記念館も見学されたようです。
館内を見て覚えてることは、日本で初めて従業員の為に設備の整った社宅を作ったこと。
倉敷に紡績会社を作りたいと頑張った3人の青年がいた事です。
ほとんど忘れてしまったけど(スミマセン💦)
クラボウの歴史がいっぱいの館内でした。
冷やかしたお店色々
- 倉敷デニムストリート
 色々なデニム製品がいっぱいあって楽しい!
- MARUGO KURASHIKI
 地下足袋製造100年の会社の足袋型シューズ専門店
 試し履きしたよ。
 いい感じだった。
- 倉敷帆布美観地区店
 ええ感じの帆布のバックが売ってたよ
- 如竹堂
 マスキングテープのお店
 可愛いテープいっぱいあるよ
- 美観堂
 卵かけご飯に合う「黄ニラしょうゆ」販売中
 本に載ってた「きびだんフィナンシェ」購入!
 店頭には置いてないけど、きびだんフィナンシェ試食出来たよ
 黄ニラしょうゆも試食⁈出来るみたい
- 三宅商店カフェ工房 土屋邸
 三宅商店系のカフェやショップが何軒かあります。
 ここでは、桃ジャムとピオーネジャムを購入!
- 林源十郎商店
  
 旅行ガイドブックまっぷるを見て、おしゃれな店内を見たくて寄りました。屋上展望テラスに無料で入れると知り、3Fに上がりました。
 夏はここでビアガーデンが開催されるとか。。。 
 林源十郎商店は薬屋さんから始まったそうで、ここ本館2Fに林源十郎商店記念館がありました。
- くらしき宵町ガーデン
 ここにある竹林散策庭園に入って写真を撮りたかったんだけど……定休日でした。
- 大原美術館の外の「モネの池」を見る
 見たけど……冬だから……ただの池だった😅
- 士水で焼きおにぎり買う
 行ったらもう閉店してた😅
- くらしきあい然
 岡山のお米を使った「たまごせんべい」のお店です。
 いろんな味のたまごせんべい(米乃蔵)が販売されてます。
 試食あり。ゆず味美味しかったよ。
こんな感じで倉敷美観地区のあれやこれやをたくさん巡りました。
川舟に乗ったし、行きたかった所はほとんど見たし、色々食べたしで大満足の岡山観光1日目でした。
倉敷美観地区も日が暮れてきました。

すると、どうでしょう。
倉敷川沿いの灯りが点灯しました。

今日の倉敷観光は、まだまだ終わりませんよ。
倉敷春宵あかりが始まりました。
倉敷美観地区のあちこちでイベントが開催されます。
ライトアップされた倉敷川沿いの和傘の灯りと、それが川面に写った華やかな景色がとても綺麗です。
がらりと雰囲気が変わりました。
今の時間でもこんなに綺麗なのに、もっともっと暗くなったら……と想像するとワクワクしてきました。
長くなりましたので、今日はここまでに致します。
次回は「ふわり春あかり・倉敷春宵あかり」の様子をお伝えします。
お読みいただきありがとうございました。
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